症状とセルフチェック
息切れ、ドキドキ(動悸)、心臓弁膜症の症状は見逃されがち
息切れ、胸の痛み、ドキドキ、心臓弁膜症の症状には特有のものがありません。安静時の症状だけではなく、動いたときの息切れも立派な症状です。多くの方がこれを「年だから」と勘違いして病気を見落としがちです。
ドキドキ(動悸)
胸の痛み
気を失う
症状があっても、自覚していない可能性があります
日常生活の活動性が低下すると、動けば分かる症状も、自覚できないことがあります。
無意識に日常生活の運動量を減らしている場合
加齢に伴うからだの変化と混同している場合
心臓弁膜症の症状に早く気づくためにはご自分の活動性に注目しましょう。『普段の生活』は、ほんとうに去年と同じですか?いつのまにか家の中に引きこもっていませんか?
高齢の方は無意識のうちに活動量を減らす傾向があるため、体の変化に気づきにくい可能性があります。しかしながら、その間、病気がひそかに進行している場合も。
また、「症状が出てから治療しよう」と思う方がいますが、心臓弁膜症は重症であっても症状を自覚していないことがあります。重症まで進んだ後に手術を受けたとしても、予後(手術後の見通し)が悪くなる可能性が高くなります。おうちでできる軽い体操や家事を続けて、一定の活動性の確保を心掛けて、症状を見逃さないようにしましょう。なお、病気と診断されたら、症状の有無を問わず、医師と治療方法について相談するとよいでしょう。
症状に早く気付くために必要なこと
高齢化社会を賢く生き抜くために、まずご自分の活動性に目を向けましょう。運動はスポーツジムでのトレーニングだけではありません。ヨガやウォーキングを生活に取り入れること、それが出来なくても自宅でマメに動くことが大切です。動けば分かる症状に気付くことができるからです。
もう一つは外出の頻度に目を向けることです。近くの買い物を他人に任せず、晴れた日は外に買い物に行きましょう。家の周りを歩いて季節の変化を楽しみましょう。自宅に引きこもるだけの生活では、症状も引っ込んでしまいがち。これらの点に気を配り、生活の質を維持しながら心臓弁膜症の発見に役立てましょう。
症状セルフチェックに
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